Decoっぱちな夜

強行遠足 4

「夜ピク」では、服装は白いジャージの上下だ。
私たちは、白い体育ズボン(薄い綿パン?)に、上は黒の学生服だった。

夜は冷えるので、カッパやヤッケを持参したと思う。
フリースなんて言葉さえない時代の話だ。

 さて、強行遠足、初体験の一年生の時は・・・



確か、クラスで4人のグループを結成したと思う。
いきなり単独行は怖そうなので、固まったわけだ。
二人は憶えているが、あとひとりが出てこない。
 
 不思議なのは、4人がそれほど仲がいいというわけではなかったことだ。
ひとりはクラスでも有数の秀才にして、有数のおぼっちゃまくん。
ひとりはクラスでも有数のバカにして、有数のファザコン。というより子離れできない男親を持った鉄工所のせがれ。そしてもうひとり・・・なんとなく思い出してきたが。

リーダーは私になった。
理由は簡単、サッカー部だったからだ。

 前にも書いたが、サッカー部の先輩からのアドバイスはただひとつ。「靴の内側に石鹸をおもっきり塗れ」というものだった。マメ予防には、原始的だがこれが一番効くらしい。甘くみると、出来るマメは超巨大なものになり、自分でも見るに耐えないほど、おぞましいものになるらしい。100キロ歩けば、そりゃ、マメ自慢はくさるほどいた(笑)

 そうそう、私の家のすぐ近所に、八百屋の息子のくせに(笑)東京の医大に進学した先輩がいた。
この人の意見はやたら簡単で、「韮崎でやめる」というものだった。韮崎といえば最初の検印所だ。八百屋の息子のくせに、見るからにひ弱そうな彼は、「3年間、韮崎でやめた。早く帰って勉強した」と、悪びれることなく言った。なるほど、それはそれでイッソ清々しい、一理あるなと思ったものだ。

そーいえば、後に無事医者になったこの人と、大学病院で再会した。
胸の下の痛みを訴える私を、近所のデコっぱちとも気付かず、その上、あろうことか誤診までしやがった(笑)笑い事じゃねーか。幸い別の病院で原因が判明し、事なきを得た私だった。まったく、八百屋継いでればいいものを。

 さて、スタートは一年生からだ。
校長のピストルとともに、太鼓がドンドンドン、ベタベタ・・・じゃなくてと。
足取りもかるく、女子や近所の人たちの見送る中を、歩き始めた私たちでありました。

つづく
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by deco-kubo23 | 2005-06-09 23:29 | 夜のピクニック
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